いちご(もういっこ)

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本記事は広告を含みます いちごの品種・種類

もういっこ(苺)の特徴|歴史や名前の由来、旬の時期も解説

大粒でスッキリした甘さ!「もういっこ」の味と特徴

POINT
2008年に品種登録された宮城県生まれの「もういっこ」。東北地方を中心に栽培されていますが、近年ではその独特の美味しさから全国的にファンを増やしている注目の品種です。

最近のいちごは「濃厚で甘い」品種が主流ですが、もういっこはその逆を行く「大粒なのにスッキリとした爽やかな味わい」を確立しています。くどくない甘さが好きな人にとって、まさに理想的な苺と言えるでしょう。

甘酸っぱさの黄金比!何個でも食べられる「爽やかな甘み」

もういっこの味を一言で表すなら、「上品で飽きのこない味」です。

糖度は特別高いわけではありませんが、酸味とのバランスが絶妙に整っています。甘さが口の中にベタッと残らず、食べた後に爽快な余韻を感じられるのが特徴です。

濃厚すぎる甘さが苦手な方や、一度にたくさんの量を食べたい方にとっては、この「甘酸っぱさの黄金比」がたまらない魅力となります。水々しい果汁もたっぷりで、渇いた喉を潤してくれるようなフレッシュさを持っています。

果肉がしっかりして型崩れしない!円錐形の大粒いちご

味だけでなく、立派な見た目も「もういっこ」の大きな武器です。

果実は円錐形(きれいな三角形)で大粒に育ちやすく、パックに詰めた時の見栄えが非常に良いため、贈答用としても人気があります。

また、特筆すべきは「果肉のしっかり感」です。身が締まっていて適度な硬さがあるため、輸送しても傷みにくく、日持ちが良いという素晴らしい特徴を持っています。スーパーで買って家に持ち帰っても、潰れにくくきれいな形を保ってくれるのは、消費者にとっても嬉しいポイントです。

つい手が出るから「もういっこ」?ユニークな名前の由来と歴史


「もういっこ」という名前は、他の品種名(〇〇おとめ、〇〇姫など)とは一線を画す、非常にユニークで親しみやすい響きを持っています。

この名前には、生産者たちの自信と、「消費者にこう楽しんでほしい」というシンプルな願いが込められています。

「あと1つ」と手を伸ばしてしまう魅力的な美味しさ

名前の由来は、その文字通り「ついつい、もう一個と手を伸ばしてしまうおいしさ」から来ています。

大粒のいちごは1つ食べただけで満足してしまいがちですが、もういっこは甘みと酸味のバランスが良く、後味がすっきりしているため、大きな粒でもペロリと何個も食べられてしまいます。

「食べ飽きない味だからこそ、自然と次の一粒に手が伸びる」。そんな食卓の風景をイメージして名付けられました。

宮城県の救世主!病気に強く育てやすい品種への挑戦

2008年に品種登録されたもういっこは、宮城県農業・園芸総合研究所が10年以上の歳月をかけて開発した期待の星です。

開発の背景には、当時東北地方で主力だった「とちおとめ」や「さちのか」が抱えていた課題がありました。これらは味は良いものの、寒冷地では病気(特にうどんこ病)にかかりやすく、栽培に手間がかかるのが悩みでした。

そこで、「寒さに強く、病気にも強い品種」を目指して開発がスタート。完成したもういっこは、病気への抵抗性が非常に強く、農薬の使用回数を減らせるという画期的な特徴を持っています。

食べる人には「美味しさ」を、作る人には「育てやすさ」をもたらした、まさに宮城県の救世主といえる品種です。

もういっこの旬の時期はいつ?宮城県以外でも買える?


もういっこは、ハウス栽培によって12月から5月頃まで出荷されています。

冬の時期ももちろん美味しいですが、この品種の真価が発揮されるのは、多くのいちご農家が頭を悩ませる「春先」のシーズンです。

出荷のピークは3月〜4月!春になっても味が落ちにくい

一般的な苺は、暖かくなる3月〜4月になると、成長が早まりすぎて味が薄くなったり、果肉が柔らかくなりすぎたりする傾向があります。

しかし、もういっこは「春になっても味がボケにくい」という優れた特性を持っています。気温が上がっても糖度と酸味のバランスが崩れにくく、しっかりとした果肉の状態をキープできるのです。

そのため、価格が手頃になり、たくさん食べたくなる3月〜4月こそが、もういっこの実質的なベストシーズンと言えるかもしれません。

ブランドいちご「仙台いちご」としての顔

もういっこは、宮城県の地域ブランド「仙台いちご」の主力品種として位置づけられています。

「宮城に行かないと買えないの?」と思われるかもしれませんが、ご安心ください。もういっこは果肉が硬く輸送に強いため、長距離の移動にも耐えられます。そのため、宮城県内はもちろん、首都圏(東京・神奈川など)のスーパーでも春先にはよく並んでいます。

関東地方にお住まいの方なら、近所のスーパーのいちご売り場で、銀色のキラキラした「仙台いちご」のパックを探してみてください。そこにはきっと「もういっこ」が入っているはずです。

「もういっこ」と「とちおとめ」の違いを比較


東北地方のスーパーでよく見かけるのが、栃木生まれの「とちおとめ」と、宮城生まれの「もういっこ」です。

どちらも東日本を代表する人気品種ですが、その味わいの方向性は驚くほど対照的です。自分の好みに合わせて選べるよう、決定的な違いを整理しました。

  • 味の違い:
    とちおとめは、甘みも酸味も強く、香りが濃厚な「パンチのある甘酸っぱさ」が特徴です。対してもういっこは、酸味が穏やかで後味が軽い「スッキリとした爽やかな甘さ」です。
  • 食感の違い:
    もういっこの方が果肉がしっかりしていて硬めです。サクッとした歯切れの良さがあります。とちおとめは果汁が多く、口の中でジュワッと広がるジューシーさが魅力です。

選び方の基準としては、以下のように考えると失敗がありません。

  • イチゴらしい濃厚な味や、香りの強さを楽しみたいなら「とちおとめ」
  • くどくない甘さで、テレビを見ながらパクパクと数を食べたいなら「もういっこ」

こってり濃厚派か、さっぱり爽快派か。その日の気分に合わせて使い分けるのが、東北のいちごツウの楽しみ方です。

生食だけじゃない!「もういっこ」の特性を活かした食べ方

クエスチョンマークとビックリマーク
もういっこは、そのまま食べるだけでなく、スイーツの材料としても非常に優秀なポテンシャルを秘めています。

「果肉がしっかりしている」「形がきれい」という特性を活かすことで、柔らかい品種では作れない、ワンランク上の自家製スイーツを楽しむことができます。

果肉が硬いから「ケーキ」や「パフェ」のトッピングに最適

ショートケーキやタルトを作るとき、柔らかすぎるいちごを使うと、カットした時に潰れてしまったり、果汁が出て生クリームが水っぽくなったりすることがあります。

その点、もういっこは果肉が硬くしっかりしているため、包丁でスライスしても角(エッジ)がきれいに残ります。ケーキの間に挟んでも重みで潰れにくく、クリームの白さを汚しません。

また、美しい円錐形の形をしているため、パフェのトップに飾ったり、タルトの上に並べたりした時の「見栄えの良さ(デコレーション映え)」は抜群です。

形が崩れない!ゴロゴロ果肉の「いちごジャム」

いちごジャムを作る際、多くの品種は煮詰めるとトロトロに溶けてしまいますが、もういっこは加熱しても「煮崩れしにくい」という特徴があります。

そのため、いちごの粒感をあえて残した「プレザーブスタイル(果肉の形が残ったジャム)」を作るのに最適です。

ゴロゴロとした果肉の食感が楽しめる贅沢なジャムは、トーストに乗せるだけでご馳走になります。スッキリとした甘さの品種なので、砂糖の量を調整して、自分好みの甘さに仕上げやすいのも魅力です。

まとめ:スッキリ派におすすめ!宮城の「もういっこ」を味わおう

いちご
今回は、宮城県生まれの品種「もういっこ」の特徴や名前の由来について解説しました。

「いちごは甘ければ甘いほど良い」という風潮の中で、もういっこが持つ「大粒でスッキリとした爽やかな甘さ」は、ありそうでなかった貴重な個性です。

最後にもういっこの魅力を振り返ります。

  • 味の特徴:酸味と甘みのバランスが良く、何個食べても飽きない爽快感
  • 食感:果肉がしっかりしていて型崩れしないため、スイーツ作りにも最適。
  • 旬の時期:味が落ちにくい3月〜4月の春先が狙い目。
  • 名前の由来:「ついつい、もう一個」と手が伸びる美味しさ。

濃厚なケーキを食べた後のデザートや、朝食のヨーグルトに合わせるなら、間違いなく「もういっこ」がベストパートナーです。

ぜひスーパーで、きれいな円錐形をした大粒の苺を見かけたら、その「止まらなくなる美味しさ」を体験してみてくださいね。

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