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本記事は広告を含みます いちごの品種・種類

さがほのかの特徴|歴史や名前の由来、旬の時期も解説

酸味が少なくて食べやすい!「さがほのか」の味と特徴

POINT
1998年の登録以来、20年以上にわたって愛され続けている佐賀県のロングセラー品種、それが「さがほのか」です。

「いちごは好きだけど、酸っぱいのはちょっと苦手」という方にこそ食べていただきたいのが、この品種です。「酸味の少なさ」においては右に出るものがいないと言われるほど、非常に食べやすく優しい味わいが特徴です。

酸味が穏やかで甘さが際立つ!子供に大人気の優しい味

さがほのかの味の決め手は、圧倒的な酸味の少なさにあります。

糖度は平均して10度〜12度ほどで、決して飛び抜けて高いわけではありません。しかし、酸味(酸度)が極端に低いため、舌が邪魔されず、数値以上に甘みを強く感じることができます。

口に入れた瞬間に広がるのは、角のないまろやかな甘さ。その食べやすさから、小さなお子様や、酸味に敏感な方から絶大な支持を得ています。「練乳をかけなくてもパクパク食べられる」という声が多いのも納得の味わいです。

名前の通り「ほのか」に香る!果肉が白いのが特徴

味だけでなく、見た目や香りにも「さがほのか」ならではの個性があります。

まず香りですが、名前の由来にもなっている通り、顔を近づけると花の蜜のような甘い香りが漂います。強烈な香りではなく、上品にふわりと香るのが特徴です。

そして最大の特徴が、「果肉が真っ白」であることです。皮は鮮やかな紅色をしていますが、ナイフで切ると中はきれいな白色をしています。「まだ熟していないのでは?」と心配になる方もいるかもしれませんが、これが完熟の状態ですので安心してください。

この白い果肉は、大福やサンドイッチにした時に他の食材に色移りしにくく、見た目も上品に仕上がるため、スイーツ作りでも重宝されています。

名前の由来は「香り」から?誕生の歴史と親品種


「さがほのか」という名前は、その響きの美しさから、数あるいちごの品種名の中でも特に人気があります。

この名前は、開発当時の佐賀県がいかにこの品種に期待を寄せ、大切に送り出したかを表すエピソードとともに語られます。

「ほのか」に漂う良い香りが名前の由来

さがほのかという名前は、一般公募によって決定されました。

採用された理由の核となったのは、この品種が持つ独特の香りです。いちご特有の甘酸っぱい香りの中に、どこか花の蜜のような上品さがあり、「芳醇な香りが『ほのか』に漂う」ことから、「さがほのか」と名付けられました。

また、リカちゃん人形で有名なタカラ(現タカラトミー)とコラボレーションし、「リカちゃんがイメージキャラクターを務めるいちご」として売り出されたことも、その可愛らしい名前を全国に広めるきっかけとなりました。

「大錦(おおにしき)」×「とちおとめ」のハイブリッド

さがほのかは、佐賀県農業試験研究センターで育成され、1998年(平成10年)に登録されました。その両親は、どちらも名の知れた実力派品種です。

  • 母親「大錦(おおにしき)」:サイズが非常に大きく、果実の形が良い品種。
  • 父親「とちおとめ」:言わずと知れた東の横綱。味と香りが良く、果肉がしっかりしている。

この2つを掛け合わせることで、大錦譲りの「粒の大きさ・形の良さ」と、とちおとめ譲りの「味の良さ・日持ちの良さ」を兼ね備えた、バランスの良い品種が誕生しました。

さらに、両親にはない「酸味の少なさ」という独自の武器を手に入れたことで、さがほのかは西日本を代表する大ヒット品種となったのです。

さがほのかの旬はいつ?日持ちが良いって本当?


さがほのかは、12月上旬から5月下旬頃まで市場に出回ります。

冬の間ももちろん美味しいですが、この品種の真価が発揮されるのは、他の品種が苦手とする「春」の季節です。また、扱いやすさの点でも非常に優秀な特徴を持っています。

3月〜4月が最盛期!春になっても味が落ちにくい

一般的に、いちごは暖かくなる3月以降、成長スピードが早まることで水分過多になり、味が薄くなったり酸味が強くなったりしがちです。

しかし、さがほのかは「春になっても味が安定している」という素晴らしい特性を持っています。3月〜4月になっても水っぽくなりにくく、持ち前の甘さをしっかりとキープし続けます。

春は収穫量が増えて価格も手頃になるため、「安くて美味しい」を最も実感できる3月〜4月こそが、さがほのかの実質的なベストシーズン(最盛期)と言えるでしょう。

果肉がしっかりしていて傷みにくい!お弁当にも最適

「さがほのかは日持ちが良い」という噂は本当です。

その秘密は、果肉の適度な硬さと、果皮(表面の皮)が丈夫であることにあります。ちょっとした衝撃でも潰れにくく、パックの中で重なり合っても傷みにくいため、買ってから冷蔵庫で数日保管してもきれいな状態を保ちやすいです。

時間が経っても果汁が染み出しにくいため、子供のお弁当のデザートに入れるのにも最適です。食べる頃までべちゃっとならず、きれいな形と美味しさを保ってくれます。

佐賀の新品種「いちごさん」と「さがほのか」の違い


長らく佐賀県のいちごといえば「さがほのか」一択でしたが、最近スーパーで「いちごさん」という新しい名前を目にする機会が増えました。

「どっちを買えばいいの?」「味はどう違うの?」と迷う方のために、佐賀を代表する新旧2大品種の関係と違いを解説します。

20年の時を経てバトンタッチ?佐賀県いちごの現状

「さがほのか」のデビューから20年。佐賀県が満を持して2018年に発表した新品種が「いちごさん」です。

開発には7年もの歳月が費やされ、1万5千株の中から選ばれた奇跡の品種と言われています。佐賀県は現在、主力を「さがほのか」から「いちごさん」へ切り替える世代交代を進めています。

とはいえ、さがほのかのファンも根強く、栽培のしやすさもあるため、現在は2つの品種がスーパーで共存している状態です。私たちは今、贅沢にもこの2つを食べ比べできる過渡期にいます。

優しい甘さの「さがほのか」vs みずみずしい「いちごさん」

それぞれの味や見た目の特徴を比較してみましょう。

  • さがほのか(ベテラン):
    酸味が少なく、ミルキーで優しい甘さが特徴。果肉は白く、サクッとした食感。日持ちが良い。
  • いちごさん(ルーキー):
    最大の武器は「みずみずしさ(ジューシーさ)」。かじった瞬間に果汁があふれます。色は中まで赤く、深みのある甘さと適度な酸味を持った「濃厚な味わい」です。

選び方としては、小さなお子様には酸味が少ない「さがほのか」、いちご本来の濃い味やジューシーさを楽しみたい大人には「いちごさん」がおすすめです。

また、「いちごさん」は「眺めてうっとり、食べてガブリ」のキャッチコピー通り、形が非常に美しいので、手土産やギフトにも適しています。

練乳はいらない?さがほのかを一番美味しく食べる方法

クエスチョンマークとビックリマーク
いちごを食べるとき、「練乳(コンデンスミルク)」をたっぷりかけるのが好きという方も多いでしょう。

しかし、「さがほのか」に関しては、練乳を用意する前に一度ストップしてください。この品種には、練乳を使わない方が美味しく感じる明確な理由があります。

そのままが一番!繊細な甘さを楽しむ生食のススメ

さがほのかを食べる際のベストな方法は、ズバリ「何もつけずにそのまま食べる」ことです。

一般的な酸味が強いいちごの場合、練乳の甘さが酸味を和らげてくれますが、もともと酸味がほとんどないさがほのかに練乳をかけてしまうと、甘くなりすぎて味がぼやけてしまうことがあります。

さがほのかの持ち味である「ミルキーで優しい甘さ」や「ほのかな香り」は非常に繊細です。まずは水洗いしただけでパクっと食べてみてください。口の中に広がる上品な風味に、「練乳はいらなかったな」と気付くはずです。

中が白いから「フルーツサンド」や「大福」に映える

さがほのかの「果肉が白い」という特徴は、手作りスイーツにおいて大きな武器になります。

特に相性が良いのが、「フルーツサンド」や「いちご大福」です。

中まで真っ赤な品種(あまおうや紅ほっぺなど)を使うと、時間が経つにつれて果汁が染み出し、生クリームや大福の皮が赤く染まってしまうことがあります(色移り)。しかし、中が白いさがほのかなら、時間が経ってもクリームの白さを美しく保つことができます。

また、果肉がしっかりしていて水分が出にくい点も、パンがべちゃっとなりにくいためサンドイッチ向きです。「萌え断(映える断面)」をきれいに作りたいなら、さがほのかを選ぶのがプロの裏技です。

まとめ:酸味が苦手な人は「さがほのか」を選べば間違いなし

いちご
今回は、佐賀県が誇るロングセラー品種「さがほのか」の特徴や魅力について解説しました。

いちご界では「糖度の高さ」を競う競争が激しいですが、さがほのかのように「酸味の少なさ(食べやすさ)」を極めた品種は、実はとても貴重な存在です。

最後に、さがほのかの魅力を振り返ります。

  • 味の特徴:酸味がほとんどなく、練乳いらずの優しい甘さ
  • 見た目:果肉が白く美しいため、フルーツサンドなどの断面萌えスイーツに最適。
  • 実用性:果皮が丈夫で日持ちが良いため、お弁当や手土産にも安心。
  • 旬の時期:春になっても水っぽくならず、3月〜4月まで美味しく食べられる

「いちごは酸っぱいから練乳がないと食べられない」と思っている方にこそ、ぜひ一度食べていただきたい品種です。

スーパーで上品な香りを放つ「さがほのか」を見かけたら、ぜひその驚くほどまろやかな味わいを体験してみてくださいね。

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